うみつづり
ショートムービー
Listening to the Voice of the Sea
海の声に耳を傾けよう。
ものがたりが語る海の声を、聴こう。
あなたの中にある海の声を、聴こう。
大きな海が包みもっている、
一人ひとりの海の思い出を
「ものがたり」として綴っていく、
うみつづり。
聴かせてください、
あなたの海の声、海のものがたりを。
01海の思い出を書く
子どもの頃の思い出でも、大人になってから誰かと過ごした時間でも。海にまつわるあなただけの思い出を教えてください。夢での出来事や、忘れられない海辺の食、大好きな趣味のお話、海に対して今感じていることなどどんな内容でも結構です。入力フォームにお書きください。
02みんなの海の思い出が見えてくる
集まった海にまつわる思い出は、本Webサイトに掲載させていただきます。あの日あの時、あの海で、こんな時間を過ごしていた人がいる。さまざまな人と時間を越えた海辺の記憶を可視化することで見えてくる「ものがたり」を作品化します。
大学生のとき、真っ黒な海辺で波間に見える青く光る不思議な光景を見た驚き、空を見上げると波の音と星の輝きがとても綺麗に見えたこと鮮明におぼえています。
ちょうど大学のとき部活動でたっぷり時間があったので、早朝の誰もいない時間に海岸を仲間で綺麗にゴミ拾いをしたこと。
浜辺を綺麗にしたい思いがあった。
エド(東京都・70代)
父と一緒に入った寒中水泳。冬の海。
その年の最年少で新聞にも名前が載った。
海に入った後温泉に入るのが楽しみで、喜んで父に着いて行っていた。
今は亡き父。
あっちで寒中水泳してるかな。
会いたいな。
はなこ(大分県・30代)
海にはずっと苦手意識があった。怖いのだ。果てのないところが。ずーーーっと広がっているのを見ているとなんだか落ち着かないような、逃げたいような気持ちになってしまう。
そんなわたしなのだが、何とも言えないおだやかさとあたたかみを感じた海がある。初めて瀬戸大橋を渡り、朝、ある高台の宿から瀬戸内海を眺めたときのことだ。はじめて味わうきもちだった。海なのに、ぽこぽこと島や陸が見える。はるか昔からそこに自然があり人の暮らしがあることが感じられる。海の中に浮かぶ緑が、果てが見えることが、こんなにもホッとさせてくれるものとは思いもしなかった。じぶんのなかの海の概念を大きく変えてくれた。それ以来、瀬戸内海が自分にとっては特別な海となり、何度も旅に出ている。
光(千葉県・50代)
小学生の時に家族旅行で行ったオーストラリアにて人生初のスキューバダイビングに挑戦。海中には間近に沢山の魚たちが泳いでおり、海の綺麗さに感動しました。しかし波に酔ってしまい、まさかの水中で嘔吐…!綺麗な海を汚してしまった…とショックを受けていたら私の吐しゃ物を魚たちがすぐさま食べてくれ、もとの綺麗な海に戻りました。
自然の偉大さを同時に学ぶことができました。
海なし県民(埼玉県・30代)
こどものころの海の思い出は実はそう多くないのだが、その中で鮮烈な記憶としてのこっているのは、山口県青海島だ。対岸の仙崎がおじのふるさとで、おじ一家と二家族で夏休みに出かけた。日本海で思う存分泳いだのも楽しかったが、それ以上に忘れられないのがハマチの養殖場を見学したこと。えさに群がるたくさんの魚たちを見た後で、まだピクピク動いているお造りを食べた衝撃や、アメリカンドックのように食べた焼き立てのちくわの美味しさ(それ以上においしいちくわにはいまだ出会えていない)が忘れられない。あの頃の青海島はもっと活気があり、いろどり豊かだった。
光(千葉県・50代)
「うみつづり」とは、海にまつわる思い出を集めるプロジェクト。
“ものがたり”と“食”を通して、“海”を伝えるウェブメディア海のレシピprojectが運営しています。私たちは、取材で日本各地の海と共に生き、活動する人々の声を聴いてきました。
四方を海に囲まれた島国、日本で暮らす私たちは海に生かされてきたこと。
豊かな海のまわりには豊かな山があること。
様々な生命の循環が行われる海の森があること。
この先も日常のなかで海を思い出すきっかけをつくりたい。
思い出す時間そのものが海を思うことにも繋がっています。私たちは、一人ひとりが思い出を綴っていく先に、海のいまを知り、海と繋がり直す無数の接点が存在していると感じています。集まった海の思い出から見えてくる風景をヒントに、海と私たちの未来を一緒に考えていきませんか?
日本財団「海と日本プロジェクト」とは
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。